eSIMのICCID番号を確認する方法:iPhone・Android完全ガイド

ひと目でわかる要点
iPhoneとAndroidでeSIMのICCID番号を確認する方法をステップバイステップで解説。ICCIDとEIDの違いも完全整理。
eSIMのICCID番号を確認する方法:iPhone・Android完全ガイド
eSIMを使っていると、カスタマーサポートへの問い合わせ、料金プランの移行、技術的なトラブル対応などの場面でICCID番号を求められることがあります。物理SIMならカード裏面に印字されていますが、eSIMには目に見えるカードがないため、どこで確認すればよいのか分かりにくいものです。
このガイドでは、ICCIDとは何かという基本から、iPhoneとAndroidでの具体的な確認手順、そして似ているようでまったく役割の異なるEIDとの違いまで詳しく解説します。
ICCIDとは
ICCIDの定義
ICCIDはIntegrated Circuit Card Identifierの略で、物理SIMとeSIMを含む世界中のすべてのSIMカードに割り当てられる固有の識別番号です。SIMカードのシリアル番号のようなものだと考えてください。
ICCIDの構造
ICCIDは通常19〜20桁の数字で構成され、次の情報を含みます。
- 最初の2桁(89):通信業界コード(すべてのSIMで共通)
- 次の1〜3桁:国コード
- 次の1〜4桁:通信事業者コード(MNC)
- 残りの桁:個別のアカウント識別番号
- 最後の1桁:検証用チェックディジット(Luhnアルゴリズム)
たとえば8982301234567890123というICCIDの場合:
89→ 通信業界82→ 韓国の国コード30→ 特定の通信事業者- 残り → 固有の識別番号
物理SIMとeSIMのICCIDの違い
物理SIMカードはカード表面にICCIDが印字されているため、目で直接確認できます。一方eSIMはチップが端末内部に埋め込まれているので、必ず端末のソフトウェア設定から確認する必要があります。
重要な点として、1つのeSIMチップ(eUICC)には複数のプロファイルをインストールでき、プロファイルごとに異なるICCIDを持ちます。つまり旅行用eSIMを3つ入れていれば、ICCIDも3つ存在します。
ICCIDが必要になる場面
ICCID番号を把握しておくと、次のような場面で役立ちます。
1. カスタマーサポートへの問い合わせ
eSIM事業者に技術サポートを依頼するとき、担当者が最初に尋ねる情報の1つがICCIDです。この番号で回線とプランを正確に特定できるためです。
2. eSIMの有効化トラブルの解決
eSIMが正常に有効化されない場合、ICCIDを伝えれば事業者がサーバー側でプロファイルの状態を確認し、再発行の可否を判断できます。
3. eSIMの移行・再インストール
新しい端末へeSIMを移す場合や、誤って削除したeSIMを復旧する場合にICCIDが必要になることが多くあります。ICCIDを基にプロファイルを再発行する事業者もあります。
4. 複数のeSIMプロファイルの管理
旅行用eSIMを複数インストールしている場合、各プロファイルのICCIDを記録しておけば、どのプロファイルがどのサービスに対応するのかを簡単に区別できます。
5. 紛失・盗難の届け出
端末を紛失したり盗まれたりしたとき、ICCIDが分かっていれば通信事業者へ素早く回線停止を依頼できます。
iPhoneでICCIDを確認する方法
iPhoneでは設定アプリから簡単にICCIDを確認できます。iOSのバージョンによってメニュー名が多少異なりますが、基本的な経路は同じです。
方法1:設定アプリから確認(最も簡単)
手順:
- 設定アプリを開きます。
- 一般をタップします。
- 情報をタップします。
- 下にスクロールしてICCIDの項目を探します。
デュアルSIM(物理SIM+eSIM、またはeSIM+eSIM)を使っている場合は、回線ごとにICCIDが表示されます。回線名の下に該当回線のICCIDが表示されます。
ヒント: ICCIDの項目を長押しすると番号をコピーできます。長い数字を手入力する必要がなく、正確に伝えられます。
方法2:設定 > モバイル通信から確認
iOS 16以降ではモバイル通信の設定からも確認できます。
- 設定アプリを開きます。
- モバイル通信をタップします。
- 確認したいeSIM回線をタップします。
- 回線情報の下部でICCIDを確認します。
方法3:電話アプリのコードを使う
一部のiOSバージョンでは、電話アプリで特殊コードを入力して確認することもできます。
- 電話アプリを開きます。
- キーパッドで
*#06#を入力します。 - 端末のIMEIとともにICCID情報が表示されます。
注意: この方法ではすべてのiOSバージョンでICCIDが表示されるとは限りません。IMEIしか表示されない場合は方法1をお使いください。
iPhoneモデル別の注意点
- iPhone XS / XR以降:物理SIM 1枚+eSIM 1つ
- iPhone 13以降:物理SIM 1枚+eSIM 2つ
- iPhone 14(米国モデル):eSIM専用(物理SIMスロットなし)、eSIM 2つを同時に有効化
- iPhone 15 / 16:地域により物理SIM 1枚+eSIM、またはeSIM専用
複数のeSIMプロファイルをインストールしている場合は、設定 > 一般 > 情報で各プロファイルのICCIDを個別に確認できます。
AndroidでICCIDを確認する方法
Androidはメーカーごとに設定メニューの構造と名称が異なるため、主要メーカー別に案内します。
Samsung Galaxy
手順:
- 設定アプリを開きます。
- 端末情報をタップします。
- ステータス情報をタップします。
- SIMカードのステータスをタップします。
- ここでICCIDの項目を確認します。
デュアルSIMを使っている場合は、SIM 1とSIM 2を選んでそれぞれのICCIDを確認できます。
One UI 6.0以降(Galaxy S24シリーズなど):
- 設定 > 接続 > SIMマネージャーへ移動します。
- 確認したいeSIMをタップします。
- プロファイルの詳細情報でICCIDを確認します。
Google Pixel
Pixelは素のAndroidに最も近いインターフェースです。
手順:
- 設定アプリを開きます。
- デバイス情報をタップします。
- SIMのステータスをタップします。
- ICCIDの項目で番号を確認します。
Android 14以降のPixel:
- 設定 > ネットワークとインターネット > SIMへ移動します。
- 確認したいeSIMをタップします。
- 下部の詳細情報でICCIDを確認します。
その他のAndroid端末(Xiaomi、OnePlus、OPPOなど)
メーカーによって経路は少しずつ異なりますが、おおむね次のパターンに従います。
- 設定 > 端末情報 > ステータス > SIMカードのステータス
- 設定 > システム > 端末情報 > SIMのステータス
- 設定 > 接続と共有 > SIMカードとモバイルデータ
汎用的な方法 — 電話コード:
すべてのAndroid端末で試せる方法です。
- 電話アプリを開きます。
- キーパッドで
*#06#を入力します。 - IMEIとともにICCIDが表示されることがあります。
注意: *#06#は一部の端末でIMEIのみを表示し、ICCIDは表示しない場合があります。その場合は設定アプリから確認してください。
AndroidでICCIDが表示されない場合
一部のAndroid端末やOSバージョンでは、ICCIDが設定に直接表示されないことがあります。その場合は次を試してください。
- SIM情報アプリを使う:Google Playストアで「SIM Card Info」のようなアプリをインストールすると、ICCIDを含むSIM情報を確認できます。
- 開発者向けオプションを使う:設定 > 開発者向けオプション > 電話情報で、追加のSIM情報を見られる場合があります。
- サービスメニューにアクセスする:一部の端末では
*#*#4636#*#*を入力してテストメニューを開くと、SIM情報を確認できます。
ICCIDとEIDの違い
eSIMを使っていると、ICCID以外にEIDという用語にも出会います。この2つは混同されがちですが、役割はまったく異なります。
ICCID(Integrated Circuit Card Identifier)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 識別対象 | 個々のSIMプロファイル(回線) |
| 固有性 | プロファイルごとに異なる番号 |
| 変更の有無 | 新しいプロファイルのインストール時に変わる |
| 桁数 | 19〜20桁 |
| 用途 | 特定の回線・プランの識別 |
EID(eUICC Identifier)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 識別対象 | eUICCチップそのもの(ハードウェア) |
| 固有性 | 端末ごとに固定された番号 |
| 変更の有無 | 変更不可(ハードウェアに固定) |
| 桁数 | 32桁 |
| 用途 | eSIMチップのハードウェア識別 |
かんたんな理解のしかた
たとえるなら:
- EIDはマンションの建物の住所のようなものです。建物そのものを識別し、建物がある限り変わりません。
- ICCIDはそのマンションに住む入居者の名前のようなものです。入居者が変われば(新しいプロファイルをインストールすれば)名前も変わります。
1台の端末(1つのEID)に複数のeSIMプロファイル(複数のICCID)をインストールできるのは、まさにこのためです。
EIDの確認方法
iPhone:
- 設定 > 一般 > 情報
- 下にスクロールしてEIDの項目を確認
Android(Samsung):
- 設定 > 端末情報 > ステータス情報
- EIDの項目を確認
Android(Pixel):
- 設定 > デバイス情報
- EIDの項目を確認
ICCID管理のヒント
1. ICCIDを記録しておく
旅行用eSIMを購入するたびにICCIDをメモアプリやスプレッドシートに記録しておくと、後で問題が起きたときに素早く対応できます。次の情報も一緒に記録するとさらに便利です。
- ICCID番号
- 事業者名
- 購入日
- 利用する国・地域
- データ容量と有効期間
- 購入確認メールの注文番号
2. スクリーンショットを活用する
設定画面でICCIDが表示された状態のスクリーンショットを撮っておけば、急ぎのときにすぐ見つけられます。
3. コピー機能を積極的に使う
ICCIDは19〜20桁の長い数字なので、直接入力すると間違いが起きやすくなります。できるだけコピー&ペーストを使いましょう。iPhoneではICCIDを長押しするとコピーできます。
4. ICCIDの共有には注意する
ICCIDはSIMカードの固有識別子なので、不特定多数に公開しないほうがよいものです。カスタマーサポートへの問い合わせなど、必要な場面でのみ共有してください。
5. eSIMを削除する前にICCIDを確認する
eSIMプロファイルを削除すると、そのICCID情報も端末から消えます。削除前に必ずICCIDを記録しておけば、後日の再インストールや返金依頼をスムーズに進められます。
よくある質問
Q:ICCIDとIMEIは同じものですか?
いいえ。IMEI(International Mobile Equipment Identity)は端末そのものの固有番号で、ICCIDはSIMカード(プロファイル)の固有番号です。1台の端末(1つのIMEI)に複数のSIM(複数のICCID)を入れられます。
Q:eSIMを削除するとICCIDも消えますか?
はい。端末からeSIMプロファイルを削除すると、そのICCID情報も一緒に消えます。ただし事業者のサーバーには記録が残っているので、再インストールが必要な場合は事業者に問い合わせてください。
Q:1台の端末にICCIDが複数あることはありますか?
はい。複数のeSIMプロファイルをインストールしている場合、プロファイルごとに固有のICCIDがあります。iPhoneでは8つ以上のeSIMプロファイルを保存でき、それぞれ異なるICCIDを持ちます。
Q:ICCIDで位置を追跡できますか?
ICCID単体でのリアルタイム位置追跡はできません。ただし通信事業者はICCIDを通じてその回線の通話・データ利用記録にアクセスできるため、不必要にICCIDを共有しないほうが安全です。
Q:esimoaでeSIMを購入するとICCIDは分かりますか?
esimoaはeSIMの価格比較プラットフォームで、実際の購入は各事業者を通じて行われます。ICCIDはeSIMプロファイルが端末にインストールされた後に確認でき、購入確認メールに含まれる場合もあります。
まとめ
ICCIDはeSIMを管理し、トラブルを解決するうえで欠かせない情報です。普段は意識することがほとんどありませんが、必要な瞬間にすぐ見つけられるよう確認方法を覚えておくと、多くの時間を節約できます。
とくに海外旅行前に旅行用eSIMをインストールしたら、出発前にICCIDをメモしておく習慣をつけましょう。海外でデータ接続の問題が起きたとき、現地からカスタマーサポートに連絡するための必須情報になります。
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